ノーベル文学賞作品をもとにした映画とどこで見られるか

カズオ・イシグロ氏のノーベル賞受賞、ちょうど今年カズオ・イシグロ原作ドラマ「わたしを離さないで」が放映されたこともあり盛り上がりましたね。
そんなカズオ・イシグロ氏の「わたしを離さないで」はイギリスでも映画化されています。キーラ・ナイトレイやアンドリュー・ガーフィールドが出ています。

ノーベル文学賞を元にした映画はけっこうあって、名作ぞろいです。
ちょっと古くても名作映画が見たいな〜という時はノーベル文学賞作家原作の映画を見てみてはいかがでしょうか!

ノーベル文学賞って

その前に、ノーベル文学賞に関するトリビアをいくつか。

宗教批判で選ばれなかったトルストイ

第一回目ノーベル文学賞の候補に挙がったのはトルストイだそうですが、
彼は無政府主義者だったり宗教批判をしたりしてたので、受賞できなかったそうです。

今では受賞に際して人物よりも作品そのものが重視される傾向にあるそうですが、
ノーベル文学賞が始まった当初の1900年代初頭では、
「どんな人物であるか」が「どんな作品を執筆したか」と同じくらい重視されたのだそうです。

西側主義?

最初の数年間はヨーロッパ人による受賞で占められていましたが、1913年、インド人のラビンドラナート・タゴールが受賞しました。
しかし、1964年にサルトルが受賞拒否。拒否した時の声明は穏やかなものですが、実際は、西側中心であることを批判しての受賞拒否だったと伝えられます。

カズオ・イシグロ原作映画と、視聴できるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サイト

the Remainds of Day / 日の名残り

イギリスで権威あるブッカー賞を受賞した、イシグロ氏の代表作。映画版はアンソニー・ホプキンズの代表作でもある。アカデミー賞8部門にノミネートされたが、受賞はしませんでした。

旧作なので、ビデオレンタルショップで借りるのが一番です。
今話題なので借り切られてる場合や、雨で出かけたくない場合は、おススメはアマゾン・プライム・ビデオです。
レンタルなら199円です。

dTVでも配信していますが、見放題プランには含まれず個別レンタルのみ。324円かかります。

Never Let Me Go / わたしを離さないで(イギリス版)

U-Next会員ならば見放題プランに含まれています。

そうでない場合は旧作なのでビデオレンタルショップが一番ですが、
いけない場合はアマゾン・プライム・ビデオで199円でレンタルできます。

わたしを離さないで(日本版)

綾瀬はるか主演のドラマ。こちらはHuluU-Nextで配信していますので、会員ならばすぐに見られます。

どちらの会員にもなっていない場合は、Huluならば2週間完全無料でお試しできるので、会員登録して無料期間で視聴するのがおすすめです。

その他のノーベル文学賞映画

大型ハリウッド映画というわけではないためか、配信しているVODがほとんど見つかりませんでした。
大きなビデオレンタルショップできっと見つかると思います。

The Piano Teacher / ピアニスト

原作はエルフリーデ・イェリネク。
抑圧から倒錯した性癖を持つピアノ教師とその生徒との危険な関係を描いた作品。
マゾヒズムがテーマです。

カンヌ映画祭でグランプリ及び主演女優賞と主演男優賞を受賞しています。

Enemy / 複製された男

ポルトガルのノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説『複製された男』の映画化。
自分にそっくりな俳優を見かけた大学教授。彼は俳優に興味を抱き、病的なまでに俳優を付け回すようになります。
そのうち2人は入れ替わり生活を始める…

Fateless /運命ではなく

ケルテース・イムレの同名長編小説が原作。
作者本人の体験から生まれたホロコースト文学。15歳の主人公は突然収容所へと連れていかれ、過酷な運命を生き延びることになる。

Disgrace / 恥辱

南アフリカ作家クッツェーの同名小説が原作のオーストラリア映画。
アパルトヘイト後の南アフリカ。ある大学教授が生徒との関係のため職を失い、娘のいる農場に移り住むところから物語が始まる。
多少難解なようですが、比較的好評な映画です。

Away from Her / アウェイ・フロム・ハー君を想う

原作はアリス・マンローの短編小説『クマが山を越えてきた』。
アルツハイマーの妻とその夫の物語。

評価が高く、アカデミー賞も3部門ノミネートされていますが、現在配信しているVODは見つからず、ビデオショップでレンタルするしかなさそうです。

ちょっと古めのノーベル文学賞映画

ほとんどビデオ・オン・デマンドで配信されているものがなく、どれもビデオショップなどでレンタルになりますが、
どのようなものがあるか、ちょっとご紹介します。

紅いコーリャン

美しく壮大な映像でおなじみのチャン・イーモウ監督デビュー作。大女優コン・リーの出世作でもあります。原作者はモー・イェン。

エデンの東

ジェームス・ディーンで同じみのヒューマンドラマ。ジョン・スタインベックが息子たちにサリナスの景色を伝えたかったために執筆したとあって、美しい景色が見どころです。私のようなフィギュアスケート好きには、「エデンの東」の音楽はたまらないものがあります。

老人と海

ハードボイルド作家ヘミングウェイの、硬派な海の男の一晩の闘いの物語をドラマチックに描いた作品。
小説読んだだけで映画見てませんが、正直言ってただ老人が海でハードボイルドに釣りをする内容をどうやって大衆向けの映画にしたのか興味津々です。

Death in Venice / ベニスに死す

トーマス・マン作の同名小説が原作。131分とちょっと長め。

老作曲家がポーランド貴族の少年に恋をし人生を狂わせていく、耽美極まりないストーリー。
美少年タジオを演じたビョルン・アンドルセンのあまりの美しさに
「どうしよう、目覚めてしまう」という男性が続出。

こちらはアマゾン・プライム・ビデオで199円でレンタルできますので、
美しい世界に浸りたくなったらどうぞ。

まとめ

改めてみると、今回はたまたまイシグロ作品が話題になりましたが、
あまり宣伝されていいないノーベル文学賞映画ってたくさんあるんですね。

ノーベル文学賞というと難解そうなイメージがありますが、
受け入れやすくて面白そうなものもたくさんあります。

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